羊毛をつかってつくるコースター。
「正しく」作れば、正方形や長方形円形などにも作れる。
でも私は写真のようなフリーフォームな自由形のものが好き。
つくるのも使うのも。一色でも、色を混ぜても。
フリーフォームのもののほうが落ち着く。
手元には、左右対称のちゃんとした?形のものもたくさんある。
羊毛に取り組み始めた頃は、きれいな丸に作ったりする練習もしたからきれいな形にもつくれるのだけれど。
ただ、思うのは、「きれいに作る」段階がなかったら、フリーフォームの素敵さをこんなに感じることはなかったかもしれないということ。
そして、その時に学んだ「基本の縮絨(フェルト化)」の理論がわかっていなければ、今の「テキトーな」フリーフォーム方式を思いついて作ることは不可能だったかもしれないし「こうやれば、できるかもー!?」と思うこともなかったかもしれないということ。
基本を知っていて型を破るのと、最初から適当にやること。
どちらの取り組み方がいいというのは、各人の学び方によって違うのかもしれないし、取り組む事柄によっても違うのかもしれないけれど。
特にある程度年齢のいった人たちの学びは、先人達の「こう」というものをまず学び、それに対する疑問や提案が自分の中に生まれた時にこそ面白いことが見えるのかな。
「このやり方が絶対です。」と理由の説明もなくそれが唯一の正解であるように思わせる手法は不親切なんじゃないかと思う。学び手もそれを信じてはいけない。
理由、理屈を教えてもらえばそれをつかって別の使い方は編み出せるだろうし、工夫次第で色々なことに使える。そこを大事にしたいなと思う。
そして何より『できるかも!』と思えるように育つことですね。
コメントをお書きください