研 修 例 <約2時間の研修>
「主体的な」保育というようなキャチフレーズが叫ばれるようになっています
この「主体的」という言葉と、保育を考えるという会を催したときの例です。参加者は20人程度、5−6人のグループでおこないました。
(こちらの団体にご依頼いただきました。)
主体的にという言葉は日常耳にしていても、実際「主体的ってどういうこと?」と考えたことのある保育者が意外と少ない!
この研修中にも、「主体的と、自主的の差に目からうろこ!!」という参加者もいらっしゃいました。
子どもや、子どもの親たちと接する保育者や保育園スタッフが、今おこなっている保育の目指していることをどれだけ理解しているのかというのは大事なこと。
この、「そもそも」のところだったわけですが案外「そもそも」が抜けていることが多いのです。
研修の後は様々な感想をいただきました。
多かったのは、
「新しい考え方だった」
(抜粋)
「考えてこなかったことに考えをはせるということは、大変疲れたけれども、自分にとっては今までで一番充実した研修だった」
(抜粋、一部省略)
「紙芝居はこう読む」というような、ハウツーを教えたのではなくて、
考え方を提示したことで、自分たちが工夫してこの考え方を他のことにも適用させていけるような手応えのある感想もいただきました。
【保育のそもそも】
これは、ほんとうに大事なところです。
専門学校、短大、大学、大学院、資格試験と様々な経路を通って現場にやって来る保育者たち。
これらの保育者がどれだけ、養成機関で「理想」として教わってきたことをそのまま活かせる現場が在るでしょうか。
まず、「そもそも、なぜこれをしているのか???」という謎を解明しないと、「養成機関で教えてもらったように保育をしたい!!」とおもってもなかなか難しいでしょう。
「現場の先輩方のいうことと養成校で教わったことがぜんぜん違うんです・・・。」これはよく聞かれる新人保育者の悩みです。
先輩方の既存の意識の変革と、新しい保育者のフレッシュなマインドで働きやすく子どもと共にいる保育所を実現させてほしいものです!