以前働いていた保育園での話。
0歳児クラスのある子どもは、お昼ごはんに出てくるスープが大好き。
スプーンが用意されているのですが、その時はスプーンではなく手でスープを飲もうとしました。
まず、お椀に片手を入れてから、口までゆっくりと手を運びました。
手を運ぶ途中でこぼれてしまって飲めません。
次にどうしたかというと、
お椀に手を入れてから今度は超高速で手を口に運びました。
今回は少し飲めてご満悦だったそうです。
これを見ていた保育士はかなり興奮して私にこの出来事を教えてくれました。
その子どもが仮説を持っていて、それを実験して成功したんじゃないか、それを目撃した、という興奮です。
ゆっくりでは途中こぼれてしまうから、早く手を運べば飲めるんじゃないか。
という仮説です。
飲めたとき、子どもは保育者の方をむき、それに応えて保育者は「飲めたね」とにっこりしたようです。
小さな子供でも仮説をたてて、様々な実験を繰り返しながら自分の周りのことを理解するように整理をしていっています。
周りのお子さんはどんな実験をしていますか?
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