どんな保育者になりたいか

誤解を恐れずに書くならば、私は子どもから「優しいから好き」といわれる保育者になりたいと思っていません。もちろん好かれるのは嬉しいですし、好かれたくないと言っているわけではありません。

 

でも、卒園したら忘れてくれて全く構わないのです。

卒園時に「忘れないでね」なんていうことはありません。

 

子どもにとってフェアであり、守れない約束をしない、

そういう保育者でありたいと思っています。

 

子どもたちの、

召使であり、

泣かさないようにすることだけに最新の注意をはらい、

いかにたくさん食べさせるか、

どうやって一日を無難に終わらせるか

といった目先のスキルだけを推奨する保育者にはなりたくないものです。(保育園の文化や労働環境要因もあって一人の保育者の力ではどうにもできない部分があるのは十分わかっていますが)

 

文中で「頼られる保育者」になりたいと書こうと思ったのですがそれもちょっと言葉のニュアンスが違うなあと感じて、なんとも表現がしにくかったのですが、、、。

 

基本的には子どもたち自身が判断して動きつつ、困ったら「まあ、あいつにとりあえず話を持っていけば、なんか、とりあえずこっちの思惑を無視した変な事にはならないんじゃないか〜?」

みたいに子どもが思ってくれていることを感じられるクラスを形成できた時は大変うれしいです。