アメリカの現地校で働いていた時に、学生の実習の担当になることがありました。その担当になるために、カレッジで課程を修了しました。
この課程で学んだことは今でも役に立っていると考えています。
「人の学びとは何か」ということについて、特に保育者の成長という観点からコースが組み立てられておりとても興味深いものでした。
それまでずっと【人の学び】について漠然と興味を持ち、大学に入った頃から「大学の先生に教授法を勉強して欲しいなー。そのうち私が教えたいくらいだ!」などと生意気にも思っていた私でしたのでぴったりくる内容だったのです。(でも本当にそういう教授いましたよね?!)
教授の方法というのは大変に奥が深く学び甲斐があります。
どの教育機関であっても「先生」と呼ばれる人たちは、基礎の教授方法は知っていて損はないと思うのです。
(私がここで言っているのは、一方的に教えるスキルではなくて、人の学びについて学びそれをどう活かすかのことです。)
コレを知らずに指導している場合のナント多いことか・・・。
もちろん時代が違えば教授法も変わるのかもしれませんし、研究が進めばそれに合わせて効果的な方法は変わるでしょう。
その変化に合わせて私達も学んでいかなければなりません。
閑話休題
わたしの場合、学生が現場に入ってまず最初はやはり「その環境に慣れてほしい」という気持ちが大きいです。大人も子どもも一緒です。
学生は実習をしにきていて、即戦力としてきているわけではありません。ですから私は、まずは場を知ってもらうことから初めます。
その後、現場にいてもらったりするわけですがまずは観察でいいと思っています。その時にとなりで園の方針などを語ったりもします。イメージトレーニングをして頭のなかでなんとなく想像して、それから安心して課題に取り組んでほしいものです。
このワンクッションがあることで、緊張感はだいぶ違います。
また、最初から緊張がないという方の場合でもこのワンクッションで逆に園の雰囲気を一気に壊してしまうということが少なくなるように思います。
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